『ワールド・トレード・センター』オリバー・ストーン監督 吉祥寺スカラ座

ユナイテッド93」がすごい映画だったので、9.11関連の映画はチェックしておこうと思って観ました。しかしTVCMではなんか感動作のように見えたし、監督がオリバー・ストーンだし…
で、観ましたがまさか警察官が生き埋めになる映画だとは知りませんでした。瓦礫の下敷きになった状態でほとんど身動きできず何時間も生きるために戦い続ける。冒頭で、実話であることが告げられているし、本当にあったことかと考えると、観ているこちら側も閉塞感で押しつぶされそうでした。
ありきたりな感想でしかないけど、人を救うという仕事の素晴らしさをを実感させてくれました。しかし9.11は人災なのでその報復も含めて、人の命を軽んずる決断をする人たちが多くいることも確かです。アメリカの大統領も一度生き埋めにしてみてはどうかと。彼はその凄まじさを想像もできないのでしょう。
オープニングに映し出されるワールドトレードセンタービルは、確かに目立つ存在でニューヨークの象徴のようなビルだったことがわかります。
9.11をテレビで見て単身乗り込んでいく元海兵隊員の姿が、良くも悪くもアメリカというものを象徴しているように思えました。

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